今朝の道すがら 女の子がじっと立っていて おやどうしたのかと目がいったんです。 保育園に行く途中でしょうか。 お母さんがほどよい距離で見守っています。 女の子は真剣な顔。 迷宮入りの事件の謎を解いているかのような 空を見上げたりもして あたりの気配をサーチするかのように ひたすら集中しています。 保育園に行きたくない。 というような、ごねている様子ではなく どちらかというと あまりにも毅然としていて、 その真剣さに可笑しみも感じます。 いったい何が気になっているのか。 すれ違ってこのままわからないままかと あきらめかけたそのとき 「スズメ?スズメなのね?」 お母さんの声で謎が解けました。 朝のスズメの鳴き声 チュンチュンとどこからか聞こえて その音の正体を探していたようです。 小さいからね。すばしっこいですし。 いつもよりスズメが鳴いていた気もします。 とはいえ なんでもないいつもの朝の道。 立ち止まるほど 気になって 答えを見つけるまでねばる。 彼女の好奇心と探究心はすごい。 そして、 見守っているお母さんもすごい。 うれしくなりました。 見習おう。
ではでは 今日もごきげんでありましょう。